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彼はこう書き始める。
世界は変化し続ける。それは人の内にあるものも、外にあるものも同じだ。 ある日彼女は言った。 このまま変わらなければいいのに。変わらずあの人達と居られればいいのに、と。 一つの世界が終わり、新しい世界が始まる。環境が変わる。職場が変わる。 もう少しすると、そういう人も多いのだろうね。 俺は一足お先に行かせてもらいます。 世界は変化し続ける。常に変化し続けているが同じ様な世界が続く時もある。 これまで渡り歩いた同じ様な、世界は、束ねられ記憶と呼ばれる。 場所、時間、歩く方向、聴いている音楽、様々な条件で世界は形作られて束ねられる。 俺が去年8月頃束ねたモノはいまだ俺の近くに置かれ、つい昨日だかに束ねたモノとそれ程距離は変わらない。 ふとそれを夜寝る前に眺め、そうして意味もなく目覚めたらあの頃に戻っていたらなどと考えてみたりする。 少し、ココで束ねたモノを広げてみようと思う。 あの頃、は俺は一人暮らしをしていて、俺自身の力のみで生きていた。 今だって俺が活動を止めれば俺は死ぬだろうが、他人ー俺以外の誰かーに頼る事もなきにしもあらず。 いやまあ、ある。 一人暮らしを始める前、俺は一人暮らしを始める事自体を目標としていて それにはやはり金が居るだろうとアルバイトでお金を貯めた。確か総額70万はあったと思う。 そして、何かキッカケがあり―それが何かは忘れてしまったが―一人暮らしを始める覚悟をして まずは住む部屋を決める事にした。 インターネットで探し始め、それから実際の不動産屋にも行った。 同時に賃貸契約や一人暮らしに役立つ情報を、と調べたが、トラブルや失敗談ばかりで嫌になった。 マイナスの情報は残りやすいものかもしれない。 不動産屋で聞かれたのは、どこに住みたいかという事だった。 そういえば俺は一人暮らし自体が目標で、そんな事は考えたことがなく 実家のある場所にも別段の不満もなく、ある程度は都会であったので ただ実家に帰るのに日にちを跨ぐほどの時間がかからければ ー帰りたい、というよりも友人との交流を考えてのことだがー 他に住みたい場所、などと言われても答えは俺の中には無かった。 仕方がないので、適当に条件を言った中で家賃が安いオススメな場所を不動産屋に聞き その辺りで適当に物件を数件紹介してもらい、実際にそこに行った次の日すぐに決めてしまった。 我ながらかなりの適当ぶりである。実際に物件を見て、気に入ったという程でもなかったのだが 次の日にまた別の場所に物件を見に行くことを考えると面倒になってしまった。 実家から近め、と言えど自転車で行けば2~3時間はかかる距離であるので 電車で行っても1時間はかかる。てっきり不動産屋が車を出してくれるものかと思いきやそれもなし。 不動産屋とは案内も仕事の内では無かったか。人を見るのか。小さな店だったので無かったのか。 いずれかまたは別の理由があるのかは知らないが、俺の担当をした人は俺を担当後数ヶ月で辞めたらしい。 しかし、条件を指定している以上変わるのは場所ぐらいなもので他も似たり寄ったりであるから 一度見て問題がなければ良いと言うのは正解ではないかと今でも思っている。 そうして始めた一人暮らし。 荷物は多くなかったので大部分は手で運び、友人の一般車でテレビなど多少大きい物を運んでもらった。 家具家電は新しく買うことにした。俺が持って行っては実家が立ち行かぬ。 最低限使う物の中でなるべく安い物を選んでも出費はかさんだ。 ゲーム機とテレビ、PCだけはしっかりと家から持っていった。 一人暮らしと言うからには、生活の全てを一人でしなければならない。 元々実家でもあまり家族に頼らない生活をしていたので、それ程大変な事はなかったが 生活費を全て自分で稼げるかどうかという点については不安が大きかった。 始めは一人暮らし前にしていたアルバイト先で別のアルバイトを紹介してもらったので そこで働きながら…と考えていたが、そのアルバイトは自分に合わなかったこともあり 給料は良かったが、一週間で辞めてしまった。 その後1~2ヶ月程はアルバイトを探しながら、それはそれは楽しい初めての一人暮らしを満喫し 生活費に底が見えてきた頃、その後1年半程お世話になったアルバイト先に入った。 そこは某チェーンのコンビニである。 一人暮らし前にもコンビニでアルバイトをしていた俺は、同じコンビニアルバイトを避けたかったのだが 時給の高いところから応募していった結果、行き着いたのがそこだった。 そこには俺と同年代の人、少し年下の人、年上の人、色々な人がいた。 色々なのは年だけではなく、当然のことながら興味関心もまたそうだった。 特に俺が担当し、多くの時間接した夜勤のメンバーはそれぞれがそれぞれの世界を持っていて 俺の知らないことを色々と話し、教えてくれた。 一人暮らし中の家の中以外の娯楽は殆どそこにあったと言っても過言ではない。 現在でもネット上での交流があり、このブログの左にリンクが貼ってあるのもその中の一人の先輩である。 この先輩とのことを少し書こう。 先輩とよく話したのは小説や特撮ー詳しく言えば仮面ライダーーの話だった。 仮面ライダーは子供の頃よく観ていて、丁度仮面ライダーが10周年の記念的な作品が始まった事もあり 再度見始め、また、その作品が色々な意味で突き抜けていたため良く話題にのぼった。 小説の方面では、俺が一人暮らしを始める前から京極夏彦にハマりはじめ 少しずつ読んでいる事を話したら先輩も読んでいたことを知り、オススメの小説を借りたりもした。 先輩はレビューを主にしたブログをやっている。会話には物事を否定的に見るところがある気がした。 しかし、あるモノを自分の知識と考え方で批評するということは俺にはまだ出来ないことだ。 その点で俺は先輩のことを尊敬している。 もう一人書いておきたい。このアルバイト先の店長のことだ。 店長は結婚されていて子供さんも居らっしゃるが、店長自身がゲーマーである。 デジタル機器・PCなどの話題にも明るく、俺も色々なことを教えて貰ったし 俺も店長もiPhoneを持っていて、その方面では俺が教えられることもあったし 俺がネットで何か面白いニュースを見つけて得意顔で語れば面白そうに聞いてくれた。 この会話は大体が夜勤終了後にコンビニ内の事務所で行われる。 夜勤中に問題が無かったか、現在の状況はどうなっているのか、フェアなどの業務連絡をするため 夜勤が終わった後の時間に多少の話し合いの場が生まれるのだが これが段々と各々の趣味方向にシフトしていくのだ。 勿論義務もないし強制もされないが、長くなれば一時間は長く職場にいることになる。 しかしこれが楽しい。 俺が一人暮らし時代の友人と遊んだ時以外の会話は、やはりこれが殆どと言っても過言ではない。 残りは業務中である。 そしてこれこそが俺が一人暮らしを何事も無くただ楽しく過ごせた要因ではないかと思う。 もし俺が他の、殺伐とした職場で働いていたのだとしたら。 楽しくないだけではなく、何か、得られなかったもの、があったのではないか、と思う。 何かはわからない。そんなものは無いのかもしれないけれど。 俺はあの朝の会話する時間、ココにあげた2人や他の仲間に救われていたのじゃないか、と。 そう思う。感謝しています。 そして去年8月から数日前までにまた一纏まりの世界があり― 一つの世界が終わり、新しい世界が始まる。環境が変わる。職場が変わる。 俺は一足お先に行かせてもらいます。 就職が決まりましたので。 俺はこう思う。 世界は変化し続ける。それは人の内にあるものも、外にあるものも同じだ。 ある日彼女は言った。 このまま変わらなければいいのに。変わらずあの人達と居られればいいのに、と。 俺は絶対そう思わない。
by 022670528
| 2011-01-26 00:36
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